タロットカードの読み方(小アルカナ:ソード)

タロットカード「ソードの7」の意味|正位置・逆位置

ソード7

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背後を気にしながら、ソードを持ち逃げしようとしている男性が描かれています。5本のソードを抱えていますが、抱えきれなかった2本は地面に突き刺したままです。男性は、ソードの刃先の方をつかんでいることから、自分は悪いことをしているという自覚があることを意味しています。男性の服装は、明るい目立つ格好で、泥棒には見えません。男性の進む方向と顔の向きが真逆なのも加味すると、「矛盾」をあらわしていることがわかります。テントのさらに向こう側には人影も見えますが、まだ気づかれていないようです。隠れて悪だくみする不正をあらわすカードです。

「ソードの7」の基本的な意味

ソードの7は、人間のやましい心をあらわすカードです。ズル、ごまかし、何かを盗むことなど、道徳的に悪い行いとされていることが起ころうとしているところ。描かれた男性がソードを盗んでいる姿は、姑息な手段、裏切り、衝動的な行動を意味しています。大胆不敵な行い、戦略的思考もさしているとされ、男の似つかわしくない服装は、行動の矛盾を示すもの。また、背景の黄色は、キリストを裏切ったユダを象徴する色といわれ「裏切り」の意味を強調しています。抱えきれなかったソードの2本は、結局は目的を達成できないこと、根本的な解決にはいたらないことを暗示しているのでしょう。

「ソードの7」が正位置で出た場合

正位置では、出来心や軽薄な行動で、取り返しのつかないことになってしまうことを暗示しています。人間の心は弱く、ちょっとしたことがきっかけで、不正や後ろ暗い行いをしてしまうでしょう。コソコソと裏でバレないように行動したり、責任から逃れようと保身に走っていたり、状況によってさまざまなやましい行動がでてくるはずです。まだ周囲にバレてはいないものの、バレるかバレないかの危ない橋を渡っていることを暗示しています。

「ソードの7」正位置:「過去」で出た場合の意味

かつては、悪事に手をそめ不正を行おうとしていた、もしくは悪巧みをしていた状況だったのではないでしょうか。不正を行ってもいい雰囲気に甘え、ズルい気持ちに歯止めがかけられませんでした。悪いことをしていた自覚はあり、心に何かが引っかかっている心境でいたのでは。

「ソードの7」正位置:「現在」で出た場合の意味

気軽に思いついたズルやごまかしがまかり通る環境で、うっかり悪事に手を出してしまいそうです。まだ誰にもバレずに裏で不正を働いている真っ最中。悪いことをしたという意識はあるものの、なんとか責任逃れができないかと保身に走るでしょう。自分の非を認めるつもりは今のところ見受けられません。

「ソードの7」正位置:「未来」で出た場合の意味

大切だからとしまいこんでいたものを盗られてしまうでしょう。盗難や空き巣に注意してください。ライバルに足元を救われるような出来事もありそうです。誰かが影で悪いたくらみをしている可能性があります。もしかしたら、自分もそのたくらみに加担してしまうかも。人を騙したり、失言するようにしむけたりするかもしれません。

「ソードの7」正位置:「障害/問題」で出た場合の意味

でき心から行動してしまったことで、問題がより大きくなっているでしょう。ほんのささいな出来事と軽い気持ちでしたことが、重大なリスクを負う行為だったということもあるでしょう。大なり小なり、後々に何らかの影響が出るはずです。うさんくさい人や悪い噂なども、気をつけたほうがいいでしょう。

「ソードの7」正位置:「助言/アドバイス」で出た場合の意味

ちょっとくらいならいいかとズルをすると、後で痛い目にあうでしょう。思った以上に問題が大きくなってしまうこと、不正をしたことで被る弊害が大きいことなども考えられます。人の目につかないようにコソコソしている人には注意が必要です。自分だけは大丈夫と安心していると、騙されてしまうので気をつけましょう。

「ソードの7」正位置:「結果/最終結果」で出た場合の意味

不誠実だったり、二面性のある人物に縁がありそうです。この恋はあまりうまくいかないかもしれません。浮気相手になってしまうことや、恋人をとられてしまうことも考えられます。携帯電話や手帳を見ることで、相手への信頼できない一面が発覚しそうです。仕事面では、社内で悪い評判が立つかもしれません。詐欺や横領など、お金の発生に注意しましょう。疑われるような行動をすることも避けて仕事面では、社内で悪い評判が立つかもしれません。詐欺や横領など、お金の不正に注意しましょう。疑われるような行動をすることも避けて。

「ソードの7」が逆位置で出た場合の意味

悪意ある人の言動から、事前に危険を察知し、未然にトラブルを回避することができます。警戒心が高まっているのでしょう。慎重に人の言葉を聞くことは、危機回避の重要なポイントになります。誰かに自分から相談することで、有効なアドバイスを得ることができるでしょう。また、悪い影響しかうけない関係や、危険な誘惑を断ち切るという意味もあります。人に話せないような不正に手をそめてしまっている場合は、足をあらう良い機会になりそうです。

「ソードの7」逆位置:「過去」で出た場合の意味

心のつかえが取り除かれ、安全にものごとが進む時期でした。良い知恵が浮かび、ギリギリのところで大きな問題になるのを防ぐことができたはずです。手を差し伸べてくれる人の存在で助かったり、思いがけない発見があったのではないでしょうか。期待していなかった良い展開に、気持ちもスッキリとしていたでしょう。

「ソードの7」逆位置:「現在」で出た場合の意味

周囲の人の悪巧みに気づけるでしょう。問題になる前に危険を避けられる勘が冴えています。人の会話の中に思いがけない発見や気づきがあって、大事にはいたりません。心に引っかかっていた何かが取り除かれるできごとがあるでしょう。今後は、落ち着いて慎重にものごとを進めたいと考えています。

「ソードの7」逆位置:「未来」で出た場合の意味

ピンチや危険をうまく回避して、安全に進んでいけるでしょう。自分でできるかぎりの万全の備えをすることはもちろんですが、周囲の人からの助言をないがしろにしないように気をつけていれば、良いアドバイスを受けとれるかも。聞く耳を持ち、助けてくれた人には感謝の意を示しましょう。

「ソードの7」逆位置:「障害/問題」で出た場合の意味

後のリスクや危険を恐れ、神経質になりすぎていることが問題の原因となっていそうです。警戒しすぎて行動ができない、二の足を踏んでいるということもあるでしょう。万全の備えは必要ですが、臆病になりすぎるのは注意が必要です。また、謝ったか謝っていないかでトラブルが起きそうです。

「ソードの7」逆位置:「助言/アドバイス」で出た場合の意味

悪いことをしたと思ったら、ごまかさずに、素直に謝りましょう。取り組んでいる事は、できるだけ安全な方法を選ぶと良いです。危険がないか充分に確認してくださいね。また、人からのアドバイスはきちんと参考にしましょう。

「ソードの7」逆位置:「結果/最終結果」で出た場合の意味

期待していなかった恋が、思いがけず最高の恋になるでしょう。たとえば、地味で冴えない相手と思っていた人が、イメチェンをしてガラッと自分好みの相手になるなど、いい意味で期待を裏切られる結果になりそうです。また、不仲な関係が一転して良好な関係に変化するかも。相手には素直に感謝の気持ちを伝えることが重要になります。仕事面では、トラブルをうまく回避することができそうです。情報収集をきちんとすることで、有効なアドバイスを受けられます。

まとめ

ソードの7は、幅広い意味を持つカードといわれています。占う相手の状況や内容によって、読み方を変えていく必要があるでしょう。不正や矛盾をあらわすこのカード。このカードが出たときは、自分をしっかり戒めて行動を律する必要があります。自分が悪いことをしたという自覚は多かれ少なかれあるはずです。問題が大きくなってから社会的な信頼を失ったことに気づいても遅いでしょう。自分の行動をしっかり見つめ直すこと、そして、そこにごまかしの気持ちがでていないかを確認してください。

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