タロットカードの読み方(大アルカナ)

タロットカード「力(パワー)」の読み方

力(パワー)というと物理的な攻撃力を想像する方が多いのではないでしょうか。

しかし、タロットカードの「力」は”愛によって互いに心を通わせられれば、相手の心をも動かすことができる”という意味合いがあります。

カードに描かれているのは、いかつい男性ではなく、大きい動物をなでる華奢な女性。腕力でも権力でもなく、愛と辛抱強さで人を手なずける力を表しているのです。

一点このカードの重要な点はライダー版で8番目のカードである力はマルセイユ版では11番目になります。

つまり正義と入れ替わっていることになります。これは上の画像の上部の番号に11と書かれていることからもわかります。

力は8番目のカードとなったことで一つ前のカードである戦車と対比されます。

戦車のような男性らしい力強さではなく、百獣の王であるライオンを手懐ける女性らしい力は別のものであることを示しています。

また、8番目のカードとなったことでライダー版では頭上に∞を示すマークが魔術師と同様にあります。

「力(パワー)」の位置づけと基本的な読み方


このカードが表すのは、人が持つ「本質的な力」です。

言葉を尽くし心を通わせ、信頼を得て、助け合う力のことを指します。

ときには精神力、忍耐力、絶妙な力加減といった意味をもつこともあるでしょう。

名声や地位、武勲をあげるといった力ではないので注意が必要です。

なにか困難にぶち当たった時でもこのカードは上手く自身も含めてコントロールし、前向きに進められることを示しています。

穏やかで冷静に物事を勧められる意味で安定さも示しているでしょう。

位置別の「力(パワー)」の読み方

本質的な力を発揮して問題とどう向き合えるかが正位置、逆位置で違ってきます。

正位置と逆位置での読み方の違いについてみていきましょう。

「力(パワー)」が「過去」で出た場合

正位置

例えば恋愛での関係性で「過去」にこのカードが出た場合は、少し前までは、時間をかけることで根本の部分から信頼し合える関係になれる状況でした。

もし現在、いい結果につながっていないとしたら、その場合は相手の信頼をえられなくて焦り、努力の仕方を間違ったことにあるかもしれません。

仕事上でも、何か障害があっても、誠心誠意ことにあたっていれば順調に話が進み、良い結果が出ていたはずです。

逆位置

自分の手には負えないと、途中で相手と分かり合うことを放棄してしまったのではありませんか?

相手と向き合うことをおそれて、もしくは嫌われることが怖くて…、というのは表面上のことで、自分の弱さから目を背けた結果なのではないでしょうか。

仕事面でも、気力が続かなかったのは自分の根気不足の可能性があります。

「力(パワー)」が「現在」で出た場合

正位置

慎重に、きちんと考察して行動できればピンチもチャンスに変えられる状況です。

恋愛面では、時間をかけて信頼関係を築いていくことで、心から互いを思いやれる関係に進展していけます。

波乱もあるかもしれませんが、不屈の精神で心を通わせることができるでしょう。仕事面でも、良きパートナー関係が築けます。

このまま丁寧に仕事をしていけば必ずやり遂げられるでしょう。

逆位置

今の状況から逃げ出したくなっているかもしれません。

ギリギリのところで持ちこたえている状況ではないでしょうか。

運気も下がっているので、どうにも後ろ向きに考えるしかなくなっていそうです。

相手の顔色をうかがうのにも疲れ気味になっていますが、今はとにかく忍耐が必要な時。

ひとりよがりにならないように気をつけましょう。

仕事面でも、目の前の課題に諦めずに取り組むことが必要です。

「力(パワー)」が「未来」で出た場合

正位置

今抱えている問題や状況を乗り越えられる未来を暗示しています。

もしくは、自分の欠点や弱さを克服して前向きに努力していける状況に変化していきそうです。

恋愛面では、時間をかけて向き合った結果、ちょっとやそっとでは崩れない関係、かたい絆で結ばれる関係に至るでしょう。

仕事面でいうと、単発ではとどまらず、長期的なお付き合いができそうです。

逆位置

今こだわっていることに対して、急に意欲がなくなるかもしれません。

あとちょっとのところで諦めてしまいそうです。

また、もう大丈夫だろうと気を抜いたところで、取り返しのつかないミスをしてしまうでしょう。

ご機嫌取りもいいですが、あからさまな態度は逆に反感を買いかねません。

恋愛面でも仕事面でも、なれなれしい態度があだとなりそうです。

「力(パワー)」が「障害/問題」で出た場合

正位置

力まかせに勢いをつけて乗り切ろうとすることが問題の根っこになりそうです。

相手と1つ1つ関係を築くプロセスを省略してしまうと、余計な苦労を背負いこんだり、力加減を誤ったり、障害や問題になりかねません。

また、相手との障害/問題だけではなく、自分との向き合い方につながることもあります。本質的な問題と向き合わずにストレスをためてしまいそうです。

逆位置

心身共にパワー不足の状態が問題になっていそうです。

相手に不満を感じていても、きちんと向き合うことができません。

もしくは、自分の問題をすり替えて、相手に不満を感じている可能性もあります。

自分の臆病な心に負けたり、すぐに「もういい」と諦めてしまったり、どうにもふんばりがきかないでしょう。

仕事面でも、自分の身勝手さや協調性のなさがうまくいかない原因になっているかもしれません。

「力(パワー)」が「結果」で出た場合

正位置

強固な絆で結ばれる、時間はかかってもいずれしっかり実る恋です。

相手からも絶大な信用を得られ、長い年月をともにできる関係になれそうです。

何かトラブルがあっても、お互いに思いやりをもって、誠意をもって解決できるでしょう。

仕事上でも、絶対やり遂げようとする強い意志から、高い目標をクリアできます。

大きな信頼を得られ、良いスポンサーとのめぐり合いもありそうです。

逆位置

手に負えない恋だったと逃げ出してしまいそうです。

または、自分の本心をさらすことが怖くなって、本気ではないフリをしたり、嫌われないように振舞ったりしてしまうかもしれません。

相手のことよりも自分のことばっかりになって、いつのまにか、ひとり相撲をしていた…なんてことにも。仕事でも身が入らず、根気不足が否めません。

野心だけはあると思われて不利な状況になるかもしれないので気をつけてください。

「力(パワー)」が「助言/対策」で出た場合

正位置

せっかくここまで来たのだから、諦めずに粘りましょう。

逆境を味方にするくらいの気持ちで、これからの向き合い方の対策をしっかり練るのも大切です。

自分は信頼にあたる人間ということを理解してもらう工夫が必要なので、言葉を尽くすのはもちろん、行動で示せるように努力しましょう。

いい結果が出るのも目前まできています。最後まで気を抜かずに。

逆位置

自分の弱さから出てくる臆病風は吹き飛ばし、自分をごまかす強がりはやめましょう。

恋愛面は、もう気持ちが冷めて情だけでつながっている状態ではないか、自分の心に確かめることが必要です。

自分だけでは本質を見失いそうであれば、友人や家族に話を聞いてもらいましょう。

その時は、自分勝手な面を出さないように、優しい言葉を心がけてくださいね。

まとめ

「力」のカードは、どんなに強い腕力や権力を持っていても、真心をもって人と接することは何よりも偉大であることを示したカードです。

歩み寄ることの大切さを、コミュニケーションがいかに大切かということを、このカードは教えてくれます。

結果よりも過程を大事にすること、楽をしないで自分と向き合うことなど、教訓にしたい意味合いが多いのも特徴です。

自分のふるまいを一度見直すきっかけをくれるでしょう。

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