タロットカードの読み方(大アルカナ)

タロットカード「隠者」の読み方

顔を横に背けた老人が描かれた「隠者」のカードは、静かに自分の内面と向き合い探求する意味があります。

描かれた老人はたたずみ、自分の成功や失敗に思いを巡らせたり、世の中の真理を深く探ったり、1人でじっくり考察しているのでしょう。

片手にはランタンを、もう片方の手には杖を持ち、俗世間とは離れた場所を旅している様子がうかがえます。

1.「隠者」の位置づけと基本的な読み方


「隠者」のカードには、探求というキーワードが当てられます。

本当に大切なのは、見た目や外見ではなくて、人間の本質の部分を探求していくことにあることを意味しています。

自分の生き方や考え方、世の中の真理を深く考えてみましょう。

位置別の「隠者」の読み方

タロットスプレッド
自分の内面と向き合うことは、たくさんの生き方のヒントが見つけられるものの、自分の考えに偏って固執してしまいかねません。

正位置と逆位置別に、それぞれの読み方を見ていきましょう。

「隠者」が「過去」で出た場合

「隠者」が正位置

変化の少ない穏やかな状況だったことを示しています。

人との交流よりも、自分の世界にこもりがちだったのでは。

今、もし状況があまりよくないのであれば、考え過ぎたり自分のこだわりに固執しすぎたりしたことに原因があるでしょう。

「隠者」が逆位置

人の目を気にして、自ら世間から隔離、孤立した状況だったことを示しています。

思い出にひたり、現実から目を背けてはいませんでしたか?

停滞している状態の本当の原因は自分にあることも気づかなかったのではないでしょうか。

「隠者」が「現在」で出た場合

「愚者」が正位置

良い意味でも悪い意味でも、変化の少ない穏やかな状況です。

人と交流することよりも、自分ひとりで過ごしたいと感じる時でもあります。

静かに落ち着いてじっくり考えること、理想を追い求めて勉強することで、その先に大きな発見や学びがあるでしょう。

人は人、自分は自分と割り切って打ち込むことができます。

「隠者」が逆位置

現実から目を背け、過去の栄光にすがったり、目の前の現状とうまく向き合えない状態です。

もしくは、過去の失敗と向き合うべき時だという暗示でもあります。

また、自分のこだわりの強さから、「誰も自分のことをわかってくれない」と孤独感に苛まれることも。

世間から隔離されているような疎外感も感じるでしょう。

「隠者」が「未来」で出た場合

正位置

このまま穏やかな日常が続きます。

大きな進展やドラマチックな変化は少ないでしょう。

もし現在の状況が大荒れな場合は、事態は沈静化していきます。

相手との関係も変わらぬ細く長い付き合いになりそうです。

または、真理を追い求めて、自分探しの旅に出るなど内省的な行動を起こす暗示でもあります。

逆位置

自分の殻に閉じこもったまま、外に出るタイミングを逃してしまいそうです。

また、どうしても過去の思い出にすがりがちなので、過去に縁があった人との関係が復活する可能性もあります。

ただ、同時に相手に求める理想があなたの中で大きくなっているので、あなたの独りよがりが原因で理解し合えないかもしれません。

「隠者」が「障害/問題」で出た場合

正位置

こだわりや固定概念の強さが障害になりそうです。

せっかく知識や経験を持ち合わせているのに、柔軟な姿勢が見えづらく話を持ちかけられないなど、知らず知らずのうちに機会を逃しているということも考えられるでしょう。

逆位置

自分の好き嫌いで判断し、信じるものを理想化してしまっている傾向があります。

盲信的な発言が目立っていくと、人の受け売りばかりになっていって、そこにあなたの信念が見えず周囲の人が離れていってしまうかもしれません。

「隠者」が「結果」で出た場合

正位置

想いを長く胸に秘めたまま伝えられずに時間が過ぎてしまいそうです。

ただ、その間にも精神的な成長が望めるので、恋をしてよかったと思える時が来るでしょう。

年上の相手、もしくは落ち着いた相手に惹かれます。仕事上でも根気強く経験を積んでいけるでしょう。専門職や研究職にも向いていそうです。

逆位置

恋に恋してしまいがちで、相手のことがきちんと見れていません。

このままだと、自分の妄想上での想いがふくらんでいってしまいそうです。

また、相手に過去の恋人の幻影を見て、勝手に比較してしまうことも考えられます。

仕事では、あなたのためにと投げかけられた正論を受け入れることができません。

「隠者」が「助言/対策」で出た場合

正位置

焦らずに、最初から長期戦と覚悟して物事に取り組むといいです。

ひとりで抱え込まずに人に相談しながら進めていきましょう。

過去にも同じようなことがあったのなら、ヒントはその時の状況にありそうです。

駆け足で乗り切ろうとしないで、1つ1つ解決していきましょう。

逆位置

「過去にこういうことがあったから…」とひきあいに出して言い訳したり、「自分なんてどうせ…」といじけたりしても何もいいことはありません。

自分の世界にひきこもってるあなたを連れ出す努力をしましょう。

自分の力を信じて、状況から脱却をめざす気持ちが大切です。

まとめ

「隠者」のカードは、静かに自分の内面を見つめる姿勢を表すカードです。

向き合おうとしてはじめて、内省することの難しさ、人間の本質的な強さに気づくかもしれません。

見た目の華やかさや煌びやかさ、快楽的な出来事に惑われることなく、「本当の良さ」「物事の真理」に触れるチャンスにしたいですね。その先にきっと成長した自分の姿がみえてくるはずです。

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