タロットカードの読み方(小アルカナ:カップ)

タロットカード 「カップの10」の読み方|幸福な未来

カップの10

雲一つない青い空に架かる虹のように、10個のカップが輝きを放ち浮かんでいます。その様子は神々しく安定した印象です。

カップの虹の下には、喜びはしゃぐ2人の子どもとその両親らしき人。絵に描いたようなご理想的な家族が空を見上げています。

夫婦は肩を抱き合い、手を広げて、カップの虹を讃えているかのようです。これまでの苦労や努力が実を結び、愛と希望に満ちた日常がやってくることをあらわしています。

その日常の幸せは、大きな事件があって感じるものではなく、一見何もないような平穏で平凡なものです。

1人では得られない、人と分かち合うことでさらに増幅するなにげない幸せを感じることになるでしょう。そしてそれは、世代を超えて長く続く幸せな未来を暗示しています。

家族みんなで、幸せや愛しさを感じるあたたかな時間を過ごせそうです。私たちの目の前には、幸福な未来が広がっています。

「カップの10」の位置づけと基本的な読み方

愛を象徴するカップ。その10番目のカードは、幸福感に満ち平穏な心を手に入れる様子が描かれています。

あたりまえの中の幸せを知り、穏やかに談笑する姿は、これまでの1から9番目のカードで培ってきた愛の形の集大成といえるでしょう。

愛する伴侶、かわいい子供たちなどに囲まれて、日常の平穏と幸せをどう受け止めているか、カードから読み取ってみましょう。

位置別の「カップの10」の読み方

正位置では、トラブルなんて起こらない平穏な日常に幸せを感じ、心から愛せる状態を表します。

逆位置では、刺激の少ない代わり映えのない日々に退屈を感じ、飽きてしまっている状態に苦しんでいるでしょう。

穏やかな気持ちで過ごせるか、退屈と倦怠感で心が疲弊してしまうか、結局はあなたの感じ方次第だということを伝えてくれています。

「カップの10」が「過去」で出た場合

「カップの10」が正位置

かつては、周囲への愛が溢れ、感謝の気持ちや優しい気持ちでいっぱいになっていたでしょう。日々の幸せを大切に思える心の余裕も十分にあったはずです。

人と比べたりしないで、自分はなんて幸せなんだろうとささいなことから幸せを実感できていました。

「カップの10」が逆位置

それまでは、ただただ退屈で平凡すぎてうんざりしてしまう毎日でした。周囲の人への感謝や愛も忘れてしまい、何もかもにありがたみが感じられません。

刺激的なことに憧れ、穏やかな日々から脱出したい気持ちでいっぱいなのに、かといって自分からアクションを起こす事は無い怠惰な毎日だったでしょう。

「カップの10」が「現在」で出た場合

「カップの10」が正位置

自分の置かれた状況が幸せだと実感できる時です。周囲への感謝と愛に溢れ、自然と優しい気持ちが湧いてくるでしょう。

穏やかな環境でのんびりと過ごした状態、充実した運気を表しています。本当の幸せがなんなのか、自分ならではの価値観できちんと感じ取れるでしょう。

「カップの10」が逆位置

平凡な日常に飽き飽きしている時です。何もない穏やかな日々のありがたさは、トラブルや災難に見舞われたときに思い出すもの。

毎日をただ惰性で過ごしている間に、平和への感謝の気持ちはどこかに忘れてきてしまったのでしょう。

新鮮な気持ちもなくし、何事にも感謝を感じられない倦怠感に包まれています。

「カップの10」が「未来」で出た場合

「カップの10」が正位置

周囲の人と信頼関係をしっかりと築き、良い人間関係に恵まれるでしょう。個人ではなく、誰かがそばにいて初めて感じられる幸福がそこにはあります。

「あー幸せだなぁ」と溜息がもれるほど、心地いい幸せを実感できるでしょう。新居を構えたり、結婚をしたり、新しい家族をつくっているかも。

理想どおりの幸せな家族を実現できたという満足感があります。

「カップの10」が逆位置

退屈でうんざりする状態、惰性でこなす日々を送っているかもしれません。周りの人への感謝の気持ちを忘れてしまい、他の人をないがしろにしてしまうでしょう。

すべてのことに退屈を感じ、何をされても喜べない状況です。理由もないのにイライラするなど不満をあらわにしています。

なんとなくで毎日を過ごし、暇つぶしに興じているものの身が入りません。

「カップの10」が「障害/問題」で出た場合

「カップの10」が正位置

問題があるとするならば、現状に何も疑問を感じず満足しきっていたり、安心しきっていたりすることでしょう。

ぬるま湯につかりすぎて、平和ボケしているのかもしれません。今いる環境が良すぎて、甘やかされていることに気づけないのも問題の原因になっているかも。

自分の成長のためには、その一歩先を考えることが必要です。

「カップの10」が逆位置

一般的な幸せの価値観にとらわれ、自分にとっての本当の幸せが何なのかはっきりわかっていません。自分のゴールを見失っているから、トラブルになっている可能性があります。

また、そもそもやる気が出なくて身が入らないことも問題の原因でしょう。今の環境に甘えていたり、依存をしていたりして、本題に向き合っていない可能性もあります。

「カップの10」が「結果」で出た場合

「カップの10」が正位置

これまでに感じたことのない、完成された愛、永遠を誓うような愛を知るでしょう。相手と心のそこから通じ合える感覚は、はじめての体験かもしれません。

愛しさや幸せであふれている家族が新たにつくることができるでしょう。憧れの人との婚約や、新たな家族の誕生を期待できる運気です。

仕事面では、確かなポジションを得て、心が充実し達成感を感じるでしょう。安定した経営をしていけます。

「カップの10」が逆位置

流行やトレンドに惑わされ、自分の本当の幸せを見失いそうです。誰かが決めた理想の恋愛のスタイルに自分を当てはめても、なかなかうまくいかないでしょう。

また、進展しない関係やそばにいるのがあたりまえになっている惰性の関係から抜け出せないかも。付き合いの長い方は、倦怠期に悩む可能性もあります。

仕事面では、現在の状況に飽きてしまい、意欲が低下していきます。古いやり方に固執したり、過去の成功にすがったりしてしまいそうです。

「カップの10」が「助言」で出た場合

「カップの10」が正位置

ありふれた日常の中にこそ、幸せがあることに気づいていますか?他の人の幸せが眩しく見えたり、もっと大きな成功したいと願ったり。

遠くのものを見すぎて、すぐそこにある幸福に気づけていないだけかもしれません。昔なじみの友人と和気あいあいとした語らいを大切にしていきましょう。

あなたらしくいられる環境は、お金をいくら払っても得られるものではありません。

「カップの10」が逆位置

自分以外の周りの人を羨んだり、ないものねだりをするのはやめましょう。自分が手に入れてるものも大なり小なりあるはずです。

どんなに小さなものでも、手に入れたことに価値があることを忘れないで。何か新しいことを始めるなど、マンネリに感じている日常を変えるための努力をしてみましょう。

また、環境の変化や古いものから新しいものへの移り変わりを受け入れることも大切です。

まとめ

カップに入った水は、共感性や人とつながりたいという豊かな感情をあらわします。1から10まである数札で描かれてきた集大成ともいえるカップの10。

このカードは、1でめばえた愛がたどる物語の最終話です。1人では味わえない、誰かと共有する幸福が描かれています。親から子へ受け継がれる、長い意味での幸福を手にできる象徴的なカードです。

平穏で刺激が少ない、なにげない日常にこそ幸福はあるのだということ。日々を感謝できる喜びを家族とともに感じていくのは、まぎれもなく尊いことだと、このカードは教えてくれているのでしょう。

1から9までのカードで描かれた喜びや悲しみ、ときめき、喪失感など、さまざまな感情と成長がいきつく先に、この「幸せな家族」があるのは、とても救いのあることではないかと感じます。私たちがいく先にも同じ幸せがありますように

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