西洋占星術は勉強する前にまずとっかかりとして漫画がないかなーと思っている方向けの記事です。
星座を覚えられる漫画や、惑星を覚えられる漫画、西洋占星術に詳しくても関連する神話はちょっと。。。というプロの方にもおすすめの漫画をご紹介しております。
西洋占星術を勉強するのにまず惑星と星座をざくっとイメージをつけてしまうのには、漫画はいいかもしれません。
また、星座はギリシャ神話と結びついています。そのため、西洋占星術で読み解くために必要となる図(ホロスコープ)を読むときにその基礎知識が役に立つのです。
twitterで公開したらAmazonの電子書籍kindle unlimited(月額の定額支払いの方)で読める漫画もあるとお情報もいただきました。
なんとアトンの娘はキンドルアンリミテッドで読めるみたいです!篠原千絵先生もキンドルで460円でした!外出自粛な時にタイムリーな情報ありがたいです!
— ウイルスに負けない、まいかる(旧まいっか) (@maikaarika) April 8, 2020
西洋占星術のどんな内容を漫画で勉強できる?
まず、そのものずばりとして西洋占星術を勉強できる漫画はあるのかについては存在しません。
西洋占星術で覚えなくてはいけない内容は非常に多いため、漫画には向かないことが理由と言えるでしょう。
西洋占星術はまず各天体がどのように動くかという中学理科の内容から始まり、各星座の意味、各惑星の意味、各惑星の角度間の意味等々、覚えなくてはいけないことが多岐にわたります。
そのうえ、それを漫画で表現するには、図と文章ばかりになってしまうので、人の対話を基本とする漫画としては厳しいのです。
しかし、その基本となる部分の惑星についてと星座についてのイメージをとらえられる漫画は存在します。
お勧め漫画:聖闘士星矢(星座を覚える)
- 名称:聖闘士星矢
- 作者:車田正美
- 出版社:集英社(少年漫画、週刊少年ジャンプで連載)
- 連載時期:1986-1990
- 巻数:28巻(ただし愛蔵版等ずれているものが複数あり)12宮編までを読めばよい
まず色々な星座があることを知るということと、黄道十二宮星座をおさえるという意味でおすすめです。
聖闘士星矢は主人公含め基本的に出てくるキャラクターが星座になぞられています。
そのため読み進めると自然と星座の名前を覚えます。しかも、ある程度長いのでたくさんの星座が出てきます。
主人公はペガサス座で最初はあまり黄道十二宮星座(牡牛座、牡羊座等)が登場しませんが、読み進めるうちに出てきます。
基本的には戦いものですので、ギリシャ神話の詳細までは話に出てきません。
ギリシャ神話をしっかりと押さえたい場合は後述のものを読むのがよいでしょう。
お勧め漫画:美少女戦士セーラームーン(惑星を覚える)
- 名称:美少女戦士セーラームーン
- 作者:武内直子
- 出版社:講談社(なかよし連載、少女漫画)
- 連載期間:1992-1997
- 巻数:全18巻(ただし愛蔵版等ずれているものが複数あり)
当時爆発的に流行った漫画となります。20年以上経た現在でもその名前を聞いたことがある人は多いでしょう。
各惑星のイメージをつけるのにこの漫画は向いています。
主人公は月で、仲間は各惑星(水星、火星等々)をモチーフにしています。
惑星の記号も出てくるので自然と頭にはりいます。
そもそも作者が西洋占星術の知識のある方であり、それぞれのキャラクター自体がその特徴をあらわすように設定されている点が素晴らしくイメージをつけるところに向いています。
初期のころは月、水星、金星、火星、木星までしか出てこなかったが、そのうち、土星、天王星、海王星、冥王星のキャラクターも登場し始める。
お勧め漫画:マンガ・ギリシャ神話(プロにも)
- 名称:マンガ・ギリシャ神話
- 作者:里中 満智子
- 出版社:中央公論新社
- 連載期間:1999-2004
- 巻数:全8巻
歴史漫画を得意とする著者がギリシャ神話を書いてくれたもので、複雑なギリシャ神話を覚えやすくしてくれるお勧めの作品です。
ギリシャ神話は色々な説があるものなので、話を一つにストーリー立てて書くことを難しいところを、漫画にできたのは素晴らしいかと思います。
この本は初期のウラヌスやガイヤの話からトロイヤ戦争の話まで体系的に教えてくれます。
一話一話は独立モノであることが多いですが、流れとしておさえることができる感じです。
出てくる神の種類も多岐にわたっており、オリュンポスの神々とアトラスの関係等を整理してあるのも嬉しいところです。
漫画としては一番これがしっかりギリシャ神話をおさえられるのではないでしょうか。
また、それぞれの神々の関係性を図式化等が間のコラムで書かれており、理解を手助けしてくれます。
この漫画は今までのものと違って1冊あたりに読むのに時間がかかります。
全巻購入を考える際は1冊読んでみて自分が最後まで読めるか確認してからの方がよいでしょう。
この漫画だけはある程度西洋占星術を勉強した人でも役に立つ情報が入っています。
時代背景をおさえる漫画:天は赤い河のほとり(紀元前)
- 名称:天は赤い河のほとり
- 作者:篠原千絵
- 出版社:小学館(少女漫画)
- 連載期間:1995-2002
- 巻数:全28巻
少し今までのものとは違って西洋占星術が出てくるきっかけとなる時代の背景等をおさえるための漫画となります。
歴史的には紀元前14世紀等のかなり古い時代をモチーフとした歴史漫画です。
世界史的な要素となりますが、西洋占星術のことを勉強するとこのあたりの話題が出てくるので一応押さえておくのもよいでしょう。
そのため、優先度的には落ちるものになります。
時代背景をおさえる漫画:アトンの娘(紀元前エジプト)
- 名称:アトンの娘
- 作者:里中 満智子
- 出版社:小学館(少女漫画)
- 連載期間:1994
- 巻数:全2巻
古代エジプトの話です。先ほどの天は赤い河のほとりと同じように、時代背景をおさえるために読んでいくものです。
西洋占星術を勉強していく中で、エジプトのキーワードが出てくることがあるので、その際になんとなく時代の感覚を勉強しておくのもよいでしょう。
これも同様に優先度的には落ちるものです。kindle unlimitedで読めるそうです(twitter情報)。
まとめ
西洋占星術を勉強するためにお勧めの漫画を3冊紹介して、時代背景をおさえる漫画を2冊ご紹介いたしました。
そのうちの1冊のギリシャ神話だけはプロにもお勧めできるといたしました。
それでは西洋占星術を楽しんで勉強しましょう。