3枚引きはどんなときに使う?
3枚引き(スリーカード)のスプレッドはタロットカードのスプレッドのうち基本的なものとなります。
シンプルに時系列(過去、現在、未来)で占うこのスプレッドは手短に相手を占うときに重宝するでしょう。
例えば、シャッフルはコンパクトにする必要はありますが、喫茶店やカフェなどのカードを広げるスペースがないときでも、3枚程度であれば広げられるでしょう。
また、勉強中の方であれば、まず1枚引きを試した後はこの3枚引きがお勧めです。
3枚引きの特徴
複数のカードの関係性を読み解くほど複雑でなく、1枚引きで十分に各カードの感性を掴んだ方であれば問題なく使えるスプレッドでしょう。
覚え方が簡単なところもこの3枚引きのいいところです。時系列と覚えておけば、まず忘れることはないですし、カードの順番も単に左からのため簡単です。
過去・現在・未来は他の枚数の多いスプレッドでも同様に同じものが入っていることから、この3枚引きを覚えておくと他のスプレッドでも役に立ちます。
また、占われる側が知識がない場合でも3枚程度であれば混乱せずに一緒に見ていくことも可能でしょう。
カードの占いは絵からの直感があるので、他の占いと比較すると占わられる側も感じられるからです。
3枚引きのやり方・読み方
3枚引きは過去、現在、未来と左から3枚のカードを使用します。
過去
例えば恋愛面を占うときも、鑑定の際には未来を占うにせよ、過去の恋愛経験等から導かれることは多いものです。
まず過去の恋愛観をあらためて振り返りをした上で、これまでどんな相手と恋愛をしてきたか、どんな相手に惹かれるのか、どうすれば正しい方向に進められたかなどを占います。
カードが示すものはあなた自身の傾向の本質を示します。
カードからのメッセージは表面的でない過去のあなた自身の恋愛がどうだったのかを教えてくれるでしょう。
例えば、この位置に愚者のカードが出ていれば、今まで少し自由な恋愛をされていたのかもしれませんね。
純粋で将来の不安を考えることはなく、ただただ純粋に追い求めることができていたのかもしれません。
あまり計算高い恋愛をせずに、素の自分を相手にぶつけるような、そして駄目だったときは「私の何が駄目だったのだろう???」と特に理由がわかることもなく次の恋愛に進んでいたのでしょう。
仕事面でも同様になるでしょう。純粋な仕事への探求心・好奇心で進んでこれた時期だったことを示しています。
損得を考えずにやれてたころはある意味幸せだったのかもしれません。
現在
過去があっての現在となりますので、現在の状態を占うにも過去の位置に出たカードも考慮しながら現在を読み解く必要があります。
現在の状態を読み解くには自身の感情面でのカードが強い傾向にあります。
自分が置かれている環境や状況から、どんな影響を受けて自身の気持ちが揺れ動いているかを示したりします。
これは色々な事象が起きたとしても、それに喜びや悲しみを感じるかは人によって異なるからです。
有名な話ではワインが半分残っているときに、まだ半分あると思う人と、もう半分しかないと思う人では同じ事柄でも発生する感情が違うことからもわかります。
ただまだ自身が知らない現在の状況をカードが示してくれることもあります。想定していたものと全く異なる場合です。
例えば、ラバーズのカードが出たときなどは、不安に思っていた彼自身の気持ちはしっかりとあなたに向いているけど、あなた自身が感じ取れておらず、真にはしっかりと繋がっていることを示します。
未来
このままのときの未来を示します。現在の状態を踏まえた未来を示します。
タロットカードの未来予測は通常3ヶ月程度のものであり、長くとも1年となります。
現在と同じように基本的には気持ちの変動を示していますが、大きなイベントを指し示すこともあります。
関係性について占っていることであれば、上手くいくなどはここで占うことができます。
もしイメージのよくないカードが出たとしても、よくよくそのカードの意味合いを読み込んでください。
実はカードから受け取る印象とは違い新たな道を示していることは多くあります。
例えば、死神のカードは一見恐ろしさが感じられますが、再生の意味を示すカードでもあり復縁の可能性を示しているかもしれません。
なお、スリーカードでは対策等の位置づけのものはないので、必要な場合は別のスプレッドで占う必要があります。
まとめ
3枚引きについてみてきましたが、基本的には過去、現在、未来の位置づけを時系列で読み解くスプレッドとなります。
各カードの詳細はカード解説をご覧いただき、こちらはそれぞれの読み方について説明しました。
基本的なスプレッドとなりますので、幅広く手軽にご利用できるでしょう。