タロットカードの読み方(小アルカナ:ソード)

タロットカード「ソードの2」の意味|正位置・逆位置

ソードの2

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目隠しをされた女性が、両手に長い剣を2本持っている姿が中央に描かれています。女性が目隠しをしているのは、見たくないものがあることや、自分の心の奥深くいある本心を隠そうとしているあらわれです。

また、自分の心と向き合う様子をあらわしています。胸の前で腕を交差させているのも、誰かに踏み込まれたくないという気持ちなど、他者に対しての余計な感情をシャットアウトしているようにも見えるでしょう。

背後には穏やかな海と傾いた三日月。海の様子は心の穏やかさを、月は女性と神秘性をさすものです。

まわりから見ると一見不穏な雰囲気ですが、心の均衡は保たれていて心穏やかにバランスがとれていることをあらわします。

「ソードの2」の基本的な意味

乱雑だったものに一貫性が出てきて、均衡がとれた状態や落ち着いた状態になることを示すカードです。

ただし、落ち着いて見えることもすべてがうまくいった状態というわけではなくて、問題に対峙して身動きのとれない事態だったり、価値観の相違があって決断できない状況だったりするでしょう。

決断を求められる場面でも、今はあわてて結論を出す必要はありません。バランスをとること、いったん動きを止めることが冷静さや穏やかな心を取り戻す最善手でしょう。

ただ、今は落ち着いた状態かもしれないですが、このまま問題から避け続けるばかりでは、今後もこれ以上の進展は望めないということを暗示しているカードです。

「ソードの2」が正位置で出た場合

目の前の問題・障害にすぐに飛びついたり、結論を急いだりせず、まずはじっくり様子をみてみようという状況です。

現状を維持しつつ、タイミングがいいときを見計らうこと、問題を抱えたままで、相手の顔色をうかがっていることをさします。

一度立ち止まって、バランスのとれた状態で内省できるものの、問題の本質が解決したわけではありません。

大きな失敗や障害は避けられるものの、今後の不安は簡単にはぬぐえないでしょう。

「ソードの2」正位置:「過去」で出た場合の意味

かつては、不安な気持ちが一時的に消え去り、穏やかな心境に変化していたでしょう。

誤解が解けたり、妥協案が提示されたりして、問題は収束に向かっているかのように見えたのではないでしょうか。

もしそうじゃなかったとしたら、冷静すぎる判断や自分だけが知る真相が問題となっていたのかもしれません。もっと周囲とコミュニケーションをとってもよかったのかも。

「ソードの2」正位置:「現在」で出た場合の意味

今まで抱えていた不安やあわただしさが消え、穏やかな心境になるでしょう。自分とは異なる意見や異質なものを拒絶することなく受け入れられる、落ち着いた状態でいられそうです。

目の前の問題にむやみに結論をだそうとしないで、現状維持しながら様子を見ています。

相手の出方を見てバランスをとろうとするので、問題は次第に収束に向かうでしょう。

「ソードの2」正位置:「未来」で出た場合の意味

穏やかで平穏な日々が続くでしょう。悩みはすっきり晴れます。このままの状況を保っていけば、時間の経過とともに問題は自然と解決するでしょう。

慌ただしさも収束に向かい、落ち着きを取り戻します。焦ってすぐに結論を出そうとすると、感情に振り回されてしまうので、じっくりとタイミングを見計らうように状況を観察しましょう。

「ソードの2」正位置:「障害/問題」で出た場合の意味

理性的に対処できてしまっていることが、逆に問題になっていそうです。器用に立ち回れていることをやっかむ人や、中立の立場をとるがゆえに八つ当たりされる場合などあるかもしれません。

物分かりがいいことが裏目に出ていることも考えられます。また、あなただけが知っている事実が後からトラブルとして浮上するかもしれません。

「ソードの2」正位置:「助言/アドバイス」で出た場合の意味

周囲や状況に急かされるように感じるかもしれませんが、あわてて結論をだす必要はないでしょう。この場合、急いでもいい結果は望めません。

感情ですぐ判断してしまうよりも、理性や客観性を大切に考えましょう。今は決断よりも、現状を保つことが大事になります。

そのためには、周囲の人との関係を見極めてバランスよく行動することがカギになります。

「ソードの2」正位置:「結果/最終結果」で出た場合の意味

恋心が芽生えつつあるでしょう。年下の異性に縁がありそうです。感情的にぶつかる情熱的あ恋よりも、知性と理性をあわせもった会話を楽しめる恋でしょう。

相手との関係には、バランス感覚が重要になります。仕事面では、トラブルを無事回避し、バランスのいい穏やかな職場に恵まれるでしょう。

何か起こっても、様子をみるくらいのつもりでいるといいです。

「ソードの2」が逆位置で出た場合の意味

問題の本質にきちんと向き合わないことで、失敗やミスにつながる可能性が…。その場しのぎの対応では、悪い結果に進めてしまうことになるでしょう。

余計なものを見てしまい、ごまかしをしたくなるかもしれませんが、逃避に走っても解決はしません。きちんと状況を把握できず、心が乱れてしまいます。

冷静さはどこかにいってしまい、動揺と混乱の中でいきづまりを感じるでしょう。すでに終わったできごとが再浮上する可能性もあります。

「ソードの2」逆位置:「過去」で出た場合の意味

当時は、現実を見たくなくていきづまった感覚がぬぐえませんでした。現実をあまり見たくなくて、自ら人を遠ざけてしまうこともあったでしょう。

自分の本当の感情から目を背けてはいませんでしたか?

また、起こっている問題の本質と向き合えないまま、人を拒絶してしまい何も解決しないし決められないという状況でした。

「ソードの2」逆位置:「現在」で出た場合の意味

なかなか自分の感情を素直に認められずにいます。抑圧感に苦しんだり、いきづまった状態に感じるのは、本当の気持ちを無視して偽りの自分でいたためではないでしょうか。

何もかもから目をそらし、現実を見られません。「いいから放っておいてくれ」と、誰にもかまわれたくないように拒絶してしまうかも。

「ソードの2」逆位置:「未来」で出た場合の意味

自分の考えに固執して、視野が狭くなり頑なになってしまうでしょう。相手を寄せ付けない態度に、周囲から人が離れて行ってしまいます。

自分で自分の首をしめていることに気づけないまま、疑心暗鬼になって誰を信じていいかわからなくなってしまうかも。

裏切りにあったり、詐欺にあったり、ますます孤立してしまいます。

「ソードの2」逆位置:「障害/問題」で出た場合の意味

自分の心の動きを軽視しすぎて、何が本当の気持ちかどんどんわからなくなっていったのが、問題の原因かもしれません。

真実がどこにあるかも、感覚がにぶってしまい、きちんと見れていないのではないでしょうか。

知らず知らずのうちに人を遠ざける態度をしていなかったか、振り返る必要があります。

「ソードの2」逆位置:「助言/アドバイス」で出た場合の意味

あなたのフィルターを通して見た現実は、本当に事実でしょうか?事実と妄想がごちゃごちゃになっているかも。

事実はその中でどの部分なのか、見直しが必要です。逃避はやめて、現実をしっかり見据えましょう。

また、口のうまい相手やうますぎる話には充分に気をつけてください。

「ソードの2」逆位置:「結果/最終結果」で出た場合の意味

本当は好きなのに、好きじゃないフリをして嫌われてしまいそうです。好きな子をいじめてしまうような、子どもっぽい愛情表現しかできません。

もしくは、変に背伸びをして大人ぶった態度をとってしまうかも。逆にあまりにも口のうまい相手は、嘘をつかれている可能性があります。結婚詐欺には気をつけて。

仕事面では、その場しのぎに口からでまかせをいってしまいそうです。うまくいってると感じるのは勘違いの場合が大きいので注意しましょう。

まとめ

ソードの2は、もう心の中に答えは出ているのに、気づかない状況にあることも示します。

そもそも自分が迷っていることにも気づきたくないから、周囲の意見を拒絶して自分の中にこもろうとしている姿が描かれているのです。

正位置がでれば、落ち着いて自分の心とも外界とも向き合える心境になりつつあります。時間をかけて、自分の心と向き合ってみてくださいね。

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